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2012年09月 アーカイブ

2012年09月03日

漫画紹介 竹宮ジン「恋のカオリ」

こんばんは、ルドルフです。
ゲーセン通ってたら更新日過ぎてたよ。アバーッ!?


さて、今回紹介するのは竹宮ジン「恋のカオリ」です。
またかよ……はい、そうですね……

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ほんのりシニカルでほんのりスイーツ(笑)な、いつもどおりの竹宮ジンさんの短篇集です。
これはレビューじゃなくて紹介であります故、作者ではなくこの漫画の話をすると、
百合漫画です。女の子同士がイチャイチャして、cawaii!!!!な漫画です。
取り立てて書くべき要素もそれほど無いのですが、百合スキーが読んで損をすることは無いでしょう。
敢えて書くなら、ややリアル寄りの百合ですかね。

短篇集ですし一巻で(?)終わりかと思ったのですが、この本に入っている漫画の続きが百合姫に載っていたりもするので、続いてくれるのカナ?
個人的にアフターストーリーとかは大好物なので、そのへん含めて続いてくれるとイイネ!イイネ!イイネ!イイネ!

中身については、やっぱり先頭に載っている短編、「返信お待ちしております☆」「気になっちゃってゴメンなさい☆」が私は好きでした。
内容はSNSから始まる恋愛。溢れ出る少女漫画感とスイーツ感(ほぼ同じですね)が最高!
展開とかは割と想像できちゃったりするのですが、とにかく主人公が可愛いのでOK。
私は少女漫画は大体主人公にブヒりながら読むマンなので、こういう主人公は本当に好きです。

そんなわけで、大物漫画家さんの大物新作でした。
次回は二年生雷電が紹介します。乞うご期待!

2012年09月08日

漫画紹介

役職の無いただ一人の2年=雷電ですッ!!

第60期王座戦が激アツです!
20期連続王座防衛こそ渡辺王座に阻まれた羽生2冠でしたが
5日に行なわれた第2局に勝って対戦成績を1勝1敗の五分とし
去年の雪辱を果たす可能性がでてきました
それも飛車を振って、王座の穴熊に勝つわけですから
第1局をみて今年も3タテかなと思っていただけに俄然
これで楽しみになってきました。これからも目が離せませんね

一方同じ日に、私の通っていた小学校が燃えました

さらにこの日、月刊ヒーローズという雑誌から初の単行本が4冊でました
今回紹介するのはそのなかから「ULTRAMAN]です
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作者の清水栄一×下口智裕コンビは「鉄のラインバレル」の作者として有名です

カラー絵が収録されているのですが、どの絵もカッコイイです
ウルトラマンといえばビルなどのセットを組んで撮影するきぐるみプロレスをイメージしますが
この話に出てくるウルトラマンは人間サイズで
ウルトラマンの因子なる物を持ったハヤタの息子が
人工のスーツを着て戦うという設定になっています

本家ウルトラマンを知らなくても全く大丈夫なので
単行本化したこの機会に一冊、ヒーローズのコミックを読んでみてはどうでしょうか

雑誌自体も月刊200円は安いですし……是非に!!!

2012年09月22日

漫画紹介  原作・永福一成/作画・KOJINO「EVIL EATER」  

漫画紹介  原作・永福一成/作画・KOJINO「EVIL EATER」  

先週はブックオフツアーのため更新は急遽お休みさせていただきました。
楽しみにしてた方(そんな人いるのかなあ)すみません。

えーと、こんにちは。1年のわわ蔵です。
ここでの漫画紹介は初めてになりますね。他の人はもう2周目に入ってますが。
いろいろタイミングが悪かったんです。……タイミングです。それだけです。
さて、今回紹介するのはサンデーGXの新連載「EVIL EATER(イーヴィル イーター)」です。
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舞台は東京。科学の他に「法術」と呼ばれる学術体系が存在する世界です。
法術は、まあ魔法みたいなものです。科学と共存しています。
法術により死刑囚の命を使って死んでしまった犯罪被害者を甦らせることができるのですが、
生き返った人はバグ(邪悪な心の種)を持っています。主人公たちがそれを除去する仕事をする、という話です。

設定が少しややこしいですが要するに心の問題を(法術で)解決する話です。
法術でぼかされてはいますが、現代社会に当てはまる話で、ややつっこんだところまで題材になっていたりします。
個人的にはもっとエグいところまでやってくれると嬉しいのですがどうなるでしょうか。
説明から分かるかもしれませんが魔法は出てくるもののあまりファンタジーっぽくない雰囲気です。

主人公は表紙の男女2人です。
メガネの兄ちゃんが法術で他人の意識下に入っている時の彼の描写が裸だったり、
ちびっこの新人娘が事情によりゴスロリを着たりと、何かを狙っていそうですが、
話は最初から最後までいたって真面目な調子なので気のせいにしておきましょう。

1巻では設定の説明のような部分が多いですが最後には因縁の相手(?)が登場。今後に期待です。

それではこのへんで。

2012年09月29日

漫画紹介 増田英二「さくらDISCORD」

お久しぶりの方はお久しぶりです。braveです。
私事ではありますが、進学振り分けを通り無事に学部が決まりました。パチパチパチ。
ガイダンス行ったら……周りの意識高ェ、、、
さーて、じゃあ俺も勉強す……もっとマンガ読めって? ヒエェ


という訳で漫画紹介の方に移りたいと思います。
なんだかんだ言って結局今までの紹介は基本的に1巻縛りになっていましたが、
4回前の予告にある通り1か月以内の「アツい」新刊ならOKということで
今回紹介するのは先日最終巻が発売された増田英二「さくらDISCORD」です。


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偶然同じクラスに集まった6人の“さくら”。
ただ名前に共通点があるというだけの、バラバラでギクシャクしていた彼らの互いの関係が、
次第に強い絆へと深まっていく様子を描いたド青春漫画です。


去年までの代表・はんたま氏には散々に言われてしまいましたが、確かに読み手は選ぶでしょう。
太い線の荒削りな絵柄に汗臭い“名言”群。
なんかこの“いいこと言ったっぽい感じ”が鼻につく、と言われても否定はし切れません。

ただ、それらは他の漫画に埋もれるにはあまりにも汗臭過ぎたのです。
登場人物皆が皆本当に全力で、思い通りにならない、目を背けたくなる現実を乗り越え受け入れる。
迷って悩んで苦しむ仲間を、仲間が励まし支えてくれる。
そんなベタベタな構成にだって、ここまで清々しくやってくれちゃったら目が離せない。
そんな人間は自分以外にも居たはずだと思います。

もう一つ見どころとしては、登場人物6人の愉快な掛け合いがポイントとして挙げられるでしょう。
ガヤ扱いの小さなフキダシに細かい字で書いてある言い争い。
この漫画を読んでいたら、読み飛ばす事なんてとてもできません。

作者の増田先生は、ちゃんとした連載は今作が初だったようですが、このままの作風だと万人受けはちょっと難しいかも。
ワタクシbraveが気に入るような作品は得てしてそういうことが多いですが(ちゃんと分かって気に入っているんで許して)、
先生には先生らしい良さを残したまま、次回作は更に磨きのかかった一本を仕上げてくれることを期待します。

しかし連載のことを考えず、終わってから改めて1作品全体として見ると、
メインの登場人物皆の抱える問題を全て回収した上でまだ飽きが回らない程度、という意味で5巻という分量は結構絶妙。
新しく読もうと思っても手に取りやすいですよね!


という訳で自分からは以上。
次回は英国紳士このみちゃんがどんな漫画を紹介してくれるのか?!

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