お久しぶりの方はお久しぶりです。braveです。
私事ではありますが、進学振り分けを通り無事に学部が決まりました。パチパチパチ。
ガイダンス行ったら……周りの意識高ェ、、、
さーて、じゃあ俺も勉強す……もっとマンガ読めって? ヒエェ
という訳で漫画紹介の方に移りたいと思います。
なんだかんだ言って結局今までの紹介は基本的に1巻縛りになっていましたが、
4回前の予告にある通り1か月以内の「アツい」新刊ならOKということで
今回紹介するのは先日最終巻が発売された増田英二「さくらDISCORD」です。
偶然同じクラスに集まった6人の“さくら”。
ただ名前に共通点があるというだけの、バラバラでギクシャクしていた彼らの互いの関係が、
次第に強い絆へと深まっていく様子を描いたド青春漫画です。
去年までの代表・はんたま氏には散々に言われてしまいましたが、確かに読み手は選ぶでしょう。
太い線の荒削りな絵柄に汗臭い“名言”群。
なんかこの“いいこと言ったっぽい感じ”が鼻につく、と言われても否定はし切れません。
ただ、それらは他の漫画に埋もれるにはあまりにも汗臭過ぎたのです。
登場人物皆が皆本当に全力で、思い通りにならない、目を背けたくなる現実を乗り越え受け入れる。
迷って悩んで苦しむ仲間を、仲間が励まし支えてくれる。
そんなベタベタな構成にだって、ここまで清々しくやってくれちゃったら目が離せない。
そんな人間は自分以外にも居たはずだと思います。
もう一つ見どころとしては、登場人物6人の愉快な掛け合いがポイントとして挙げられるでしょう。
ガヤ扱いの小さなフキダシに細かい字で書いてある言い争い。
この漫画を読んでいたら、読み飛ばす事なんてとてもできません。
作者の増田先生は、ちゃんとした連載は今作が初だったようですが、このままの作風だと万人受けはちょっと難しいかも。
ワタクシbraveが気に入るような作品は得てしてそういうことが多いですが(ちゃんと分かって気に入っているんで許して)、
先生には先生らしい良さを残したまま、次回作は更に磨きのかかった一本を仕上げてくれることを期待します。
しかし連載のことを考えず、終わってから改めて1作品全体として見ると、
メインの登場人物皆の抱える問題を全て回収した上でまだ飽きが回らない程度、という意味で5巻という分量は結構絶妙。
新しく読もうと思っても手に取りやすいですよね!
という訳で自分からは以上。
次回は英国紳士このみちゃんがどんな漫画を紹介してくれるのか?!