漫画紹介 睦月のぞみ「ハコニワ喜劇」
お久しぶりです。英国紳士このみです。あ、ちなみに性別は♂です。念のため。
今回は8月の末に一巻が発売され、9月中ごろには二巻も無事に発売されたあの作品の紹介です
はい、「兎の角」でお馴染みの睦月のぞみ先生の短編集「ハコニワ喜劇」です。
ちなみに「兎の角」は去年のTMR内年間ランキングでも紹介されていましたね。勿論皆さんご存知……ですよね?
睦月先生との出会いは僕が小学生の頃まで遡ります(遠い目で)。自宅近くの道端で拾った一冊の漫画「眼帯天使 くじらの恋×いるかの恋」。当時小学生だった僕は非常に感銘を受けました。(主に思春期の青い情動的な意味で)
今まではすっかりそのことは忘れていたのですが、TMRに所属するようになりランキング号を読むと見覚のある作者名が「兎の角」の名前と共にそこにありました。その後webで確認したところ、やはり思い出の作品の作者さんでした。そんなこんなで色々と調べていると、なんとこの夏さらに新刊を発売なさるとのことで、居ても立ってもいられなくなり、情動の赴くままに購入してしまいました。いやはや、若いってイイね。
と、まあそんな非常に個人的な購入理由だったわけですが、皆さんも似たような経験をお持ちかと思います。思い出の作者の作品を探してみるのも一興かと。
さてさて、新刊の内容を書かないと代表に叱られてしまうので、そろそろ内容紹介に移ります。
冒頭で少しふれたように、本作品は短編集という体をとっています。ですので、数種類の作品が収録されており、その執筆期間にもかなりの幅があります。(2004~2011)
そういう意味で、色々な面から睦月先生の魅力に迫るいい機会ではないでしょうか。
全作品を通しての印象としましては、ぶっ飛んだ設定の中で上手くオチをつけつつも心が温まるのかなと。死神の話、妖怪の話、メイドロボの話と色々ありますが、そのどれもが心温まる雰囲気を上手く読者に伝えられています。その点は流石睦月先生というべきでしょうか。
漠然としすぎて要領を得ない紹介になってしまいましたが、今回何をお伝えしたいかといいますと、「睦月作品は心の荒んだ時にうってつけ」ということでしょうか。荒廃した現代社会の中にポツリと存在するオアシス、睦月のぞみ。なんか格好いいですね。
皆さん是非、本屋さんで見かけたらお手に取ってレジに走ってください。きっと皆さんの心を癒してくれます。
それでは、今日はこの辺で。
次回はTMRの期待の☆、大嵐が素晴らしい作品を紹介します。
大嵐は〆切を守れるのかっ!? 乞うご期待。