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2012年10月 アーカイブ

2012年10月06日

漫画紹介 睦月のぞみ「ハコニワ喜劇」

お久しぶりです。英国紳士このみです。あ、ちなみに性別は♂です。念のため。
今回は8月の末に一巻が発売され、9月中ごろには二巻も無事に発売されたあの作品の紹介です

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はい、「兎の角」でお馴染みの睦月のぞみ先生の短編集「ハコニワ喜劇」です。
ちなみに「兎の角」は去年のTMR内年間ランキングでも紹介されていましたね。勿論皆さんご存知……ですよね?

睦月先生との出会いは僕が小学生の頃まで遡ります(遠い目で)。自宅近くの道端で拾った一冊の漫画「眼帯天使 くじらの恋×いるかの恋」。当時小学生だった僕は非常に感銘を受けました。(主に思春期の青い情動的な意味で)
今まではすっかりそのことは忘れていたのですが、TMRに所属するようになりランキング号を読むと見覚のある作者名が「兎の角」の名前と共にそこにありました。その後webで確認したところ、やはり思い出の作品の作者さんでした。そんなこんなで色々と調べていると、なんとこの夏さらに新刊を発売なさるとのことで、居ても立ってもいられなくなり、情動の赴くままに購入してしまいました。いやはや、若いってイイね。

と、まあそんな非常に個人的な購入理由だったわけですが、皆さんも似たような経験をお持ちかと思います。思い出の作者の作品を探してみるのも一興かと。

さてさて、新刊の内容を書かないと代表に叱られてしまうので、そろそろ内容紹介に移ります。

冒頭で少しふれたように、本作品は短編集という体をとっています。ですので、数種類の作品が収録されており、その執筆期間にもかなりの幅があります。(2004~2011)
そういう意味で、色々な面から睦月先生の魅力に迫るいい機会ではないでしょうか。

全作品を通しての印象としましては、ぶっ飛んだ設定の中で上手くオチをつけつつも心が温まるのかなと。死神の話、妖怪の話、メイドロボの話と色々ありますが、そのどれもが心温まる雰囲気を上手く読者に伝えられています。その点は流石睦月先生というべきでしょうか。
漠然としすぎて要領を得ない紹介になってしまいましたが、今回何をお伝えしたいかといいますと、「睦月作品は心の荒んだ時にうってつけ」ということでしょうか。荒廃した現代社会の中にポツリと存在するオアシス、睦月のぞみ。なんか格好いいですね。
皆さん是非、本屋さんで見かけたらお手に取ってレジに走ってください。きっと皆さんの心を癒してくれます。

それでは、今日はこの辺で。

次回はTMRの期待の☆、大嵐が素晴らしい作品を紹介します。
大嵐は〆切を守れるのかっ!? 乞うご期待。

2012年10月24日

漫画紹介 水森暦先生「はじまりのにいな」

お久しぶりです。ビシでございます。
夏休みも終わって久しく、試験結果が帰ってきた……
…と思っていたら自分の学力はTMRヒエラルキーの底辺でありました。
マンガ読みは優秀なようでござるぅ。
まさか大学へ来てまで勉強することになろうとはな…。


さて、今回私が推薦致しますのは
「花とゆめ」より水森暦先生の「はじまりのにいな」です。
つい昨日3巻が出たんでホットですが今回は1~3巻総括してみます。

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一度死んでしまったヒロインがゾンビに…ではなくて、
ロマンティックに生まれ変わって恋人に巡りあって…っていうお話です。
しかし、考えてみてください。
死んだ人間がそうそう早く生まれ変わるワケではありません。
主人公新菜(前世での新菜・千歳は同い年の篤郎君にラヴで15歳で他界)は
その5年後に誕生、10歳で篤郎と再会しました。
ややこしいんですが早い話、

25歳イケメン×10歳ロリ少女ってことです。
25歳イケメン×10歳ロリ少女ってことです。
25歳イケメン×10歳ロリ少女ってことです。

大事なことなので3回言いました。
まあ、作中でも時が経ち新菜も高校生ですが…。
しかし、やっぱり少女漫画、別にロリコンだからどうこうって事では無いんです。
歳の差問題の事なんてちょこっと触れただけでスルーですしね。
まあ、恋愛に歳を持ち込むのなんて野暮ってもんですよ(勿論僕には経験ないですけど)。
話の中心なのは恋人を失いヘタレた篤郎を(幼女の無邪気さと)持ち前の天真爛漫ぶりで癒していく新菜、そして立ち直った後、思春期に入り青春の葛藤に苦しむ新菜を優しく導く篤郎、ハーレムラノベのイチャイチャは癇に触りますがこの二人の以心伝心・心温まるイチャイチャっぷりは微笑ましい限り。
「はじまりのにいな」は次巻で最終回だとか。篤郎と新菜の行く末やいかに。篤郎にはロリコンの意地の見せて欲しいもんです。

ついでに。「花とゆめ」の話だったんで言っておくと、今期のアニメは少女漫画多し!是非見てね~。


というわけで、かなり更新が遅れました!
先々週は大嵐が見事に原稿を出さず、
先週はブログ更新担当大臣こと わわ蔵 が謎の失踪

ブログ更新・無期限延期か?という未曾有の危機がありました

こちらが先週分の更新記事になります

27日土曜には1年生マロが漫画紹介童貞を捨てます
なにを紹介してくれるのでしょうか、楽しみですね(本当か?)

2012年10月27日

漫画紹介 田中メカ「キスよりも早く」

どうも、初めまして。TMRで少女コミック担当を自認するマロです。
これまでうまく逃げていたのですが、遂に私も捕まってしまいました。
お目汚しにならない程度には、良い作品を紹介できたらなーと思っています。
今これを読んでいらっしゃる方は、前のものも全部読んでいらっしゃることでしょう。
そして思ったはずです。『花』が足りないと。もっとかわいらしい作品はないのかと。
前回はよかったですが。
私も同感です。ですから私が紹介するのは……田中メカの「キスよりも早く」の最終巻です。

2007年から始まり、5年半の月日を経て今回ついに終わりを迎えた作品。
元ヤンキーで金八先生的展開を経て、英語教師になった一馬。
両親が死んで、弟と共に親戚をたらいまわしにされた文乃。
二人は一話目の諸々で結婚し、その後の話の諸々で距離を近づけていく。
ただし題名通り、キス一つない関係。つまりこの作品のおすすめポイントは、結婚しながらも初々しさを失わないその恋愛模様にあると言える。
一馬に責められて恥ずかしがる文乃。自分から一馬に迫ろうとして慌てる文乃。コスプレして一馬を出迎える文乃。どの文乃も可愛く、微笑ましい。
また先生・生徒ものであるからして、二人の結婚関係がばれないように苦心するといった話も盛りだくさん。
先生・生徒ものの良さを味わうにも読むといい作品に仕上がっている。
全部で12巻ではあるが、二人の距離感がどんどん変わっていくので読むのに苦労はしないはず。

さらに田中メカさんのほか作品も宣伝しておきます。
「お迎えです。」 幽霊の見える少年が主人公。
ある会社に雇われて、成仏できない幽霊に体を貸すなどして満足させ、成仏させる話。ちょっと切ない恋愛にもグッとくる。
「天然パールピンク」 冴えないタレント会社に、有名タレントの娘が所属することに。その娘は始めまるで駄目だったが、いつしか……。
どちらもお勧めです。他にも出ていますので気になった方はどうぞそちらもお読みください。
それでは、この辺で終わらせていただきます。
皆様からの良い反応を頂けたなら、また私マロがここに現れることもあるでしょう。

それでは、良き漫画との出会いを。

2012年10月28日

COMITIA102

日時
2012年11月18日(日) 11:00-16:00
会場
東京ビッグサイト西1・2ホール
配置
O34a

 TMRはCOMITIA102に参加します。

 今回は、COMITIA新刊の70号を販売します。
クロスレビューは班員と京大の推薦漫画のレビューです。

そして、さらに、なんと、今回はその別冊「コミック誌158選」を販売致します。
現在売られている漫画雑誌158誌をそれぞれ評価した大ボリュームの特集です。
 興味を持たれた方はぜひお越しください。

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