漫画紹介 岡本倫「極黒のブリュンヒルデ」
わざわざの閲覧有難うございます。2年生のbraveです。
漫画紹介第3回は“あの”岡本倫先生の最新作、「極黒のブリュンヒルデ」です!笑
主人公・村上良太は超のつく優等生。
その気概は、昔仲良くしていた幼馴染み・クロネコを自分のせいで死なせてしまったという呵責の念からのものであった。
彼女への罪の意識を続けて悶々としていたある日、学校にクロネコそっくりの転校生・黒羽寧子が現れる。
いつもの平静を保てない良太だったが、寧子は全くの別人だと言い張る。
それどころか、言葉を交わすほどに明らかになっていく彼女の異常性。
あまりの不思議ちゃんぶりに腹を立てる良太だったが、
寧子の忠告に耳を貸さなかったために、土石流で彼女の言った通り命を落としかける。
その目の前で巨大な岩石を割って良太を救ってみせた寧子に、良太は何者かと問う。
「私? 私は… 魔法使いよ」
岡本倫先生の連載作品としては「エルフェンリート」「ノノノノ」に続く3作目となる本作。
上のあらすじ紹介に見る通り、冒頭こそ少々ありきたりに感じられますが、
今までに見せつけてきた独特の空気は本作からもひしひしと伝わってきて、
読み進めるほど広がるその世界観は寧ろエルフェンリートの時よりもさらにダークな風味に仕上がっています。
救いに乏しいストーリー、そこに挟まる調和のためのコメディ。
目を背けたくなるような残酷描写と、……あまり変わらない絵柄。
どれを取っても、今までの岡本倫読者には胸を張って、(それ以外の人には様子を窺いながら、f^_^;)薦められる一作となっております!
読みたい漫画の方向性を見失ったのなら、是非候補の一つに挙げてやってください。
次回は一年生の黒(ヘイ)が今注目のあの漫画をレビューします!乞うご期待!