皆さんからの反響が大きかったのか、すぐにやってきましたマロです。
一度仕事したので後半年はバッくれられるかなと思ってたんですがね。
それでは今回の作品を紹介していきましょう。少女コミック担当(自称)なマロは今回もご多分に漏れず少女コミック。
TMR的には同じようなのは続かないようにって某英国紳士に言われてるけど、そんなことは関係ない。好きな漫画を紹介すればいいはずだ。
こんな理不尽には耐えられないよ。という訳で(言い訳くさいですが)そんなときに読みたい、柳原望作「理不尽のみかた」を紹介。
主人公は理不尽を対処する仕事と言って差し支えない検察審査会で働く公務員の縁。
現在三十路でバツイチの非リア充な人生を爆進中。
毎日の仕事に、生活に理不尽を感じて暮らす彼女は、隣に越してきた日本オタクのイギリス人にも振り回されるという理不尽さ。
しかし彼が現れてから、彼女の理不尽への考えが変わってきた。
恋愛要素はない。というかこれからに期待したいところだ。
まあ、様々な理不尽に立ち向かっていく縁の姿はほのぼのとして笑えるし、話毎の仕事とプライベートの切り分けも上手い。
説明過多な仕事シーンだけでは読んでいて嫌になるが、そうはならないように緩急が効いている。
検察審査会で働く公務員というマイナー職種の話だが、弁護士と同じぐらいには漫画向けの職種かな。
どんどん漫画になっていない職種が減っていく。この作品の仕事の知名度はかなり低いだろうから、気になった人は読んでみましょう。
柳原望先生は花とゆめでいくつか時代物の作品を描いていますので、そっちの方もどうぞよろしく。