お久しぶりなマロです。漫画紹介は三回目を迎えましたが、今回も例外なく少女コミックからお披露目。他の系統の作品にしろよとか、他の人間が書けよとか言われそうだけど、そんなものはぶっちぎっていこう―。
今回の作品は白泉社より「僕らは楽園で結ばれる」です。内容的には典型的な恋愛ものな訳ですが、その出会い方が新しい。なんとエスペラント語を用いたブログを介して出会う。そう世界共通語と言われながら、この言葉を話すエスペランティストはたった100万人というエスペラント語によって二人の恋愛は始まる。
一人は医大生の京介。ハンドルネームはエスペラントでくしゃみを意味する『Terno』。年齢は19歳。もう一人はグラビアアイドルの水那。ハンドルネームは7月を意味する『Julio』。年齢は11歳。そう大人びた絵の様子からは想像できないが実は彼女は小学生。しかも京介の方はそんな彼女を二十歳と思い込んでいると言う始末。ブログで出会った二人は互いが互いの安らぎとなっていたが、水那の方が家庭内暴力から逃げる形で顔を合わせることになる。エスペラントはどう話に絡んでくるのか、いつ京介は真実に気付くのか、京介が水那を押し倒すシーンがあるのかとこれからが気になってしまうこと間違いない。まあ、純愛っぽい感じから最後のはなさそうか。とりあえず、女の子は可愛いし恋愛もいじらしくて、胸キュンしたい人にはこれから出る続きも込みでお勧めしたい作品。